私たちにできること

心道学園４つのポリシー

【家庭内暴力】心の叫びに傾聴する

衝動や心の葛藤を言葉で表現できず、行動で表現してしまうこと。これを行動化（アクティング・アウト）と言いますが、アクティング・アウトは心に抱えた問題を外に表現したSOS信号であり、非行はSOSを訴える激しい心の叫びです。そのため、心道学園では心の声に傾聴することを非常に重要視しています。

また、誘惑の多い現代社会では、一人で非行から立ち直るのは非常に困難です。今の環境から少し距離を置いて、自分を見つめなおしたり、本来やりたかったことを私たちと一緒に探すことで、心のケアを行います。

７つのプログラムを見る

【引きこもり】焦らない

人は安心感に包まれれば、早くに行動を起こします。ですから、引きこもり状態から脱出するには、本人に安心感を与えることが一番大切です。

多くの場合、引きこもりから立ち直るには長い時間を要します。それでも、決して焦らないことです。焦りからは緊張感しか生まれず、安心感は生まれません。

心道学園では早期回復を目指すからこそ、決して焦らず、生活のリズムと心身のコンディションを整えることに重点を置き、自立支援のお手伝いをしています。

７つのプログラムを見る

【いろいろの障害】相手を敬う心を形成する

現代社会においては、家庭内暴力、引きこもり、非行など心に悩みを抱え、実社会に踏み出せずにいる人がたくさんおります。心道学園では、こうした方々に救いの手を差し伸べるべく、約半世紀に及ぶ実績を基に、個性を尊重し寄り添った形で対応しています。

寝食を共にした生活の中で、様々な人との交流を通して相手を敬う心やお互いに助け合う気持ちを養い、日々穏やかに生活できるよう気を配っております。

７つのプログラムを見る

【心の病】いっしょに前向きな態度で

心の病において大切なことは、心（脳）のエネルギーを回復させることです。そして、それにはいつでも前向きな態度を心がけながら、ゆっくり休息をとることが一番です。ですから、私たちスタッフも常に前向きな態度を心がけ、入園者のみなさんが安心して暮らせるような環境づくりを常に意識しています。

７つのプログラムを見る

心道学園の７つのプログラム

1. 感情コントロールプログラム

喜び、怒り、哀しみ、楽しみ、愛しみ、憎しみ。感情をコントロールすることは、人間関係を構築する上で非常に重要です。心道学園では、この感情コントロールを「宿泊型共同生活」を通じて身につけ、毎日の暮らしの中で基本的な挨拶や絆の大切さを発見し、協調性や自助能力を伸ばします。
2. 習慣改善プログラム

乱れた生活リズムはそのまま心の乱れに通じるため、心道学園では「規則正しい生活」を送ることで乱れた食生活、睡眠リズムや心身バランスを改善し、良い習慣を身につけます。
3. 食生活改善プログラム

食生活の乱れは健康を損なうリスクがあるばかりではありません。たとえば、カルシウム不足はイライラしがちになりますし、マグネシウム不足は精神不安定気味になると言われています。

心道学園では地域で採れた新鮮な食材を使い、栄養バランスのとれた「健康的な食生活」に取り組んでいます。
4. ストレス発散

ストレスは様々な病気の原因ともなりえる、人間にとっての大敵です。しかし、現代社会はストレス社会とも言われているとおり、「ストレス発散法」を身につけることは非常に大切です。自然豊かな環境に恵まれた心道学園ではバリエーション豊かなお稽古などを通し、趣味をもつことで今後の人生に役立つストレス発散法を身につけます。
5. 自己管理能力向上プログラム

つくば市にある「ストレスケアつくばクリニック」さんにご協力いただき、医療的サポートをしています。訪問診察においては、精神科・心療内科は月2回。内科・外科は月1回。精神保健福祉士の訪問看護の実施など「充実した医療体制」により、定期的に心身をチェックして自己管理意識を高めます。
6. コミュニケーション能力向上プログラム

コミュニケーションは、人と関わり、感謝し感謝されることでその能力は高まります。心道学園では共同生活を体験しながらコミュニケーション能力を養い、さらに地域の方々を通して感謝される喜びを学んでおります。
7. 職業体験・資格取得支援プログラム

介護や農業など、様々な職業体験を通し、無理のない範囲で仕事の適性ややりがいを発見します。また、高卒認定（大検）や英検、介護関連など、学校や社会に戻ってから活かせる様々な資格が取得できるよう支援を整えております。